「友達」

「友達」

「ママ、友達って何でも同じことをしなきゃいけないの?」
「友達だったら・・・しゃなきゃって言われるのが苦痛な自分って変かな?」
もう1週間ほど「友達」について悩んでいる娘。

最初は「ママには話したくないの・・・」というが、思い悩んでいる様子は顔に表れている。
恵まれたことに、忙しい日々の中でも学校から帰ってきた瞬間の表情を見られる環境にあるので、学校帰りの様子がわかる。

「必ずしも人と同じことをしなくてもいい」という価値観で娘を育ててきたせいか、小学校4年生の女の子同士のつきあいの中で、最初の葛藤を迎えているらしい。
話を聞いていると、相手は全く悪くない。といって娘も悪くない。子供たちはみな異なる家庭で育ち、初めての社会として、保育園や小学校のお友達と接する。
皆違う価値観のはずなのに、皆同じことをしようと頑張る。

「協調性は、色々な価値観や個性をもつ人が、目的のもとに理解・協力できる」ということだと思うから、「協調性=同じことをする」ではないのだ・・・ということを言葉で言うのは簡単だ。
だが、9歳の子供の口から9歳の友達にどう伝えられるのか?
娘曰く、「自分の頭の中にあることをうまく伝えられないの。うまく伝わらないから、もういいやってなっちゃうの。」

人間、簡単なことを伝えるのが一番難しい。
そして、頭でわかっていることと感情が必ずしも一致しないから、なおさら難しい。
でも、みんな考えが違うこと。ちゃんと伝えることが大事だよ。

がんばれ、娘9歳!

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