【奥田浩美ブログ】
今朝ふと気づいた。1年半前に娘が下した決断の意味。
1年半前に娘が言った言葉、
「私はいま立ち止まって、ママの近くにいて色んなことを吸収する。今しか出来ない気がするから。」
そんな意味のことを先日食事をしながら娘が言っていた。
最初は私がやるべきことは、私が持っている知見や仕事のノウハウ・ネットワーク的なものを最盛期の自分から娘に授けていくことなのかな…と思っていたけれど、そうじゃないと思った。
今の私のそばにいることで「ああ、私も幸せになろう!」「日々の一瞬一瞬を逃さずすべて起きるコトへの心をまなび取ろう」と思っているのではないかと。それも心から心に伝わることをまなぼうと。
学びがあまりに知識中心になってしまった社会に違和感を覚えた娘が、「以心伝心:心から心に伝える」形のまなびを選んだのだと思った。
自分自身が「わかったことだけしかわからない」という真理を追求しようとしているのだと思う。
人は他の人を言葉で直接変えることは究極できないと最近私は思っている。
普段の私の姿・行いから「ああ、自分もこういう世界を知ろう」「ああ、自分もしあわせになろう!」と娘が思ってくれるように、ただただ日々の瞬間の私を整えていくだけが私のやることだ。
今ならはっきりと言える。
娘がやっていることは「密教的修行」だと。
真のまなび。