今日も誰かに感謝して、素直に誰かを褒めよう。 それがきっと誰かの未来を幸せにする。

今日も誰かに感謝して、素直に誰かを褒めよう。 それがきっと誰かの未来を幸せにする。

【奥田浩美ブログ】

今、こういう時代だからこそ料理の腕を上げてくれた自分の家庭と両親に感謝している。

外出自粛の日々のなか、料理を作り家族に振る舞うときの幸せを噛み締めている。
思えば料理歴は40年だ。14歳から妹と二人暮らしでお弁当も含め三食作ってきた。少しでも安い費用で早く出来て、喜んでもらえる食事作りを10代なりに必死に考えてきた暮らしで培われた料理の力は自分の宝物だ。

今思うと、自分が料理が得意と思うようになったきっかけの料理は今も鮮明に覚えている。
小学校3−4年生の頃に、庭のピーマンを千切りにして油で炒めて、お醤油と砂糖と鰹節とまぶした、いわゆる今のレシピ名でいう”無限ピーマン”を夏休みに作った。


両親が、「美味しい!浩美は天才だね!」と言ってくれた。

おそらく母はこのことを一切覚えていないくらいの小さな出来事だったと思うが、私はこの日のことを今も本当に鮮明に覚えている。なぜその料理だったかというと、家にあるものだけで作ってびっくりさせようと思ったから。庭のピーマン、お砂糖、お醤油、胡麻、鰹節。とても地味な料理だけど、私は鼻高々だった。

一つ褒められると、そこから工夫していろいろなものを料理するようになった。なので、14歳の頃にはひととおりの食卓のメニューは作れるようになっていて、それもあって父は私と妹をエイヤッと鹿児島市内に学問のために放り込んだのだと思う。

そんなことを思い出す週末。

料理と人の思い出だけで一日幸せに過ごせるってすごいことだよね。


今日も誰かに感謝して、素直に誰かを褒めることを心がけよう。

それがきっと誰かの未来を幸せにする。

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