内閣府に行って思った:「そういえば自分は女性だよな・・・」ってこと
あまり多くを書けないのだが、男女参画という視点から日本の女性の活動を世界に紹介するという企画を・・・という話が舞い込んだ。
完全にボランティアベースの話だが、内閣府に赴き、面白く話を聞いてきた。感謝。
いろいろ話を聞きながらふと思ったのが、「自分は女性という性別を意識せず仕事をしてきたなぁ」ということだった。
うちは、私のほうが仕事大好きな性格で、夫のほうが主夫的役割をメインに私の会社をサポートしているため、あまり男女という区分けを深く考えることがない。
でもそれって実はとても恵まれているのかもしれないし、まだ今の社会にとっては、変わっているのかもしれない。
幼い頃より、両親は「女だから」という言葉の後にネガティブなことを一切言わなかった。
逆に、「お前の時代は男も女も関係なく仕事をしてゆける時代になる」といわれて育ち、実際、私は15歳から妹と二人で学業のために親と離れて暮らしていた。
大学では教育学部だったし、その後インドの大学院での専攻も社会福祉・修士だったため女性が多かった。
というより研修場所がマザーテレサの施設だったので、女性ばかり(当たり前か・・・)
帰国後についた国際会議のコーディネータの仕事は、いきなり周囲が男性だらけだったが、専門のコーディネータということで、「女性には思いやりと繊細さがある」と良い勘違いをしてくれる人たちはあれど、女性ということで全く一度も嫌な思いをしたこともなければ、機会損失を感じたことがない。実際、子育てしながら会社を経営し、与えてもらえる機会は享受していると、有難く思っている。
何がいいたいの・・・かというと、決して自慢でもなんでもなく、男女参画の社会へいきなり変えるのは非常に難しく、やはり子供が小さい頃から「女という性にマイナス面がある」というようなことを刷り込まずに女の子を育てなければ、駄目だと思うのだ。
でも、実際世界には女という性による機会損失は存在しているわけで、なんだかこの機会に、少し今まで考えることのなかった、「女性として女性を助ける」ということも初めてながら考えてみようと思った次第。
いやぁ、「女性」ということで声がかかったのも初めてだったので、なんだか新鮮な機会。
今まで何も考えず暢気に生きてきた自分だが、わずかなことでも出来るのであれば何か行動したいと思う。