失敗は大事、でもそれ以上に温かい環境が大事

失敗は大事、でもそれ以上に温かい環境が大事

【奥田浩美ブログ】

失敗が大事!って言われてもね

今日、Facebookに
「世の中は失敗することが大切だと言うけれど、失敗しても幸せに次に進めるんだという失敗後の環境が大切なんだ。それこそが自己肯定感の種」
って書いたら、たくさんのいいね!がつきました。

そういえば、18歳の娘は沢山のチャレンジをして、沢山の”失敗”をしてきました。
・あるときはお琴の舞台で全く弾けなくなって固まってしまったり。
・あるときは自分が主催したワークショップで大人とうまくコミュニケーションができなかったり
・あるときは受験がうまくいかなかったり
・つい最近では英語の資格試験で頭が真っ白になって喋れなくなったり。


よく、「ここから消えてしまいたいって思ったんだよねーその時」と言います。そのときに私も娘に 「ママもいままでここから消えてしまいたいって思った場が何回もあったよー。英語がまったくわからなくて1日過ごすプロジェクトとか、仕事でミスして謝ったりとか、事業がうまくいかなかったりとかね。」

それでも太陽は昇るし、幸せなんだ


「失敗するまでは成功したイメージだけ描いてそれを得られることがゴールで幸せって思うじゃない?でもさ、意外と失敗しても今日のご飯は美味しいし、こうやって会話は楽しいし、明日も太陽は昇るし、家族みんな幸せなんだよねー。」
「お琴が上手に弾けて成功した姿、自分が主催したイベントが成功した姿、試験がパスして成功した姿・・・それがあっても幸せだけど、いまこうやって失敗した瞬間でも、家族みんな幸せじゃない?
周囲も温かいし自分は幸せだなーーって思えることが一番大切だよね」
というような会話をします。

そういえば、2ヵ月前にシリコンバレーに行って、友人の家に2週間ほど泊まっていたときに、外が明るくなっていく瞬間にふと昔の感覚が蘇りました。
「それでも太陽は昇るし、幸せなんだ!」ふとそう思いました。
異なる環境で目が覚めた時、昔、海外でチャレンジしてた時代を思い出したのです。
そういえばインド時代、沢山の失敗をして枕を濡らして寝るような日々でも朝を迎えて、母がミルクティーを淹れてくれた朝。


結局、成功しても失敗しても温かい周囲があれば、失敗が怖くなくなるし、もっとチャレンジしようと思えます。
そういうことを何度も何度も繰り返して成長するんですよね。

子どもたちの失敗のためには温かい環境を作りましょう。
部下の失敗のためにも温かい環境を作りましょう。
「失敗することが大事なんだ!」なんていう言葉はいりません。温かい環境を作って失敗とか気にしない空気を作るのが大切。

次に進むためにチャレンジした上での失敗だったら、それは”失敗”じゃなく「成功へ向けての学びのステップ」ですから。

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