エストニアのe-residencyカード受け取ってきました

エストニアのe-residencyカード受け取ってきました

【奥田浩美ブログ】

エストニアの会社設立準備

昨年3回も訪ねたエストニア、いよいよ会社設立の準備に入ります。
昨年末に申し込んでいたe-residencyですが、今日受け取ってきました!
友人の山口さん(ENTERPRISE ESTONIA 日本支局長)いらっしゃるかなーと思ってメッセージしてみたら、ちょうど今日の午前中にエストニアとのことでご不在でしたが、参事官のカングロさんといろいろお話してきました。

これまで日本人は約1000人ほどe-residencyカードを発行しているらしく、そのうち起業が80社。8%の起業率ということで、本来のこのe-residencyの目的からすると低いようです。
日本人で女性はいますか?と聞いたら非常に少ないとのこと。

エストニアの女性起業家事情

ちなみに、エストニアでも女性起業家比率は非常に低いとのことで、ジェンダーの問題はエストニアでも問題らしい。でも、Jobbarticalのように有名な女性スタートアップがいるじゃないですか?と聞いたら、彼女は一族が起業家や投資家でそういう環境なんだとおっしゃってました。

帰宅して、エストニアの「Women entrepreneurship in Estonia」についてネットで調べてみると、以下のような論文がありました。
原文は英語:
エストニア経済にとって女性の役割はまだ過小評価されている。女性起業家の教育水準はかなり上昇しているが、経営者の立場では依然として不十分。
エストニア政府は女性の企業政策を発展させる実績がなく、ジェンダー問題は起業家精神とビジネスの発展に焦点を当てていません。共通の見地からすれば、すべての可能性は性別によらずすべての人々に開放されているため、可能性を利用するかどうかは個人的な選択。
高等教育水準にもかかわらず、エストニアの女性は、教育、卸売小売業、保健医療と社会福祉、行政、宿泊施設と食糧サービスなどの特定の分野についている。エストニアにもガラスの天井があり、女性は管理職で過小評価されている。男性が一般的に経営者の間で優位を占め、全体で3分の2を占めることを示している。

おお、これは我が国ですか??
いや、三分の二だったらすごいんじゃ?
みたいな内容が並んでいて、なんだか別の意味でもエストニアの女性のステータスについて興味を持ちました。

ちなみに写真はお土産にいただいた抹茶ハニーとカレブのチョコレート。
もちろん、e-residencyカードを受け取りに行ったからといっていただけるものではないです(笑)

なんといっても、昨年4回エストニア入国、ここまでエストニアのことを広めているからかと。
カングロさんとまた会いましょうということで、ワクワクしながらe-residencyカードを受け取ってきました。

帰り際に「クリプトカレンシー(エストコイン)ってどういう状態なんですか?」
って聞いたら
「やります!って表明するのが大事ですね。正式な時期とかはまだです。」みたいなことを言われました。
そんなスタートアップ的な国家に縁を持つだけでもワクワクします。
さて、また新しい旅が始まります。

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