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父の冒険心と母の好奇心から私はできている
Written by
Hiromi Okuda
in
Private
,
娘へ
【奥田浩美ブログ】
母の手術
昨日は鹿児島の母親の白内障の手術でした。
兄から無事手術終了という連絡を受けて一安心です。片眼ずつの手術となるので、次回は今月下旬で次は妹が立ち会ってくれます。
さて、母が病院に入院する日の、家を出る1時間位前のこと。
母に電話をかけたら
「あなたのFacebook,最近高尚すぎてつまらない、というかわかりにくわー」
と言われました(笑)
最近、ブログ記事をそのままFacebookに流しているので、やっぱりブログ主体で書くと堅くなるんですかね。
「お酒飲みすぎた−−」「肉が美味しかったー−」
とか書いていた時代のほうが母にとっては楽しいのでしょう。
それにしても入院する間際で私にそういう指摘をしてくるのが母らしいです。
※上の写真は車椅子の父を連れて旅行に行ったときのものです。
私の性格
私の性格は昔から父に9割がた似ていると言われて育ちました。
・物怖じしない冒険心
・他人と違うということをよしとする
・自分に妙な自信がある
一方、母は他人の目をとても気にしますし、穏やかで、私とまったく違う性格だと思っていました。
でも、この数年ITが世界にいきわたってきた状況で昭和13年生まれの母を見ると、類まれなる能力を持っていることに気づいたのです。
以前、帰省時のファミレスで母が私に言いました。
「iPadで株売買とか脳トレとか麻雀しかやらないのは、生産性がないから、もう少しためになることをやりたいと思うの。なにがいいのかな?」
母は4年前に教えたiPadで株の売買や沢山のアプリでのゲームをやっています。
そのうえ、Wifiを繋いだりするために自分でルータなど買ってきて電話で聞きながら根気強く繋いだりしているのです。
あと、介護の情報もいろいろなところから集めてきて自分ですべて問い合わせをしたり。
とにかく新しいことにまったく動じないのです。
※写真は2014年当時に母がiPadを設定している様子です。
母の好奇心・おおらかさ・献身の心・度胸
ふと、思い出しました。3−5年毎の転勤時に、父は赴任先の学校や役職によって思い悩んだり塞いだりしている中、母はさっさと引っ越し荷物を詰め始めて、知らない土地に母が運転する車で向かっていました。
屋久島、曽於市、阿久根市、三島村、川内市、肝付(高山)町、インド・・・を始めとするあらゆる土地に向かっていってました。
父は「知らない場所にチャレンジするぞ−−!」「行くぞー!」という掛け声はいつも大きかったのですが、いつも土地に馴染むように新しい地で方言も慣習も違う生活を切り開いたのは母でした。
私が15歳、妹が13歳の時に子どもたちだけで鹿児島市内で暮らすことを父が決断した後も、実際に手続きしたり、住居を整えたり、寄り添ってくれたのは母でしたし、何よりまったく子どもたちに不安感を見せなかったのは母でした。
私は若い頃は父の冒険心を引き継いで自分の性格が培われたと思っていましたが、母の献身の心・おおらかさと、新しいものへの好奇心、そして度胸こそが私の性格の根底に流れているのではないかと思い始めました。
父の介護と、自分の病気を抱えながら、自分で生活を切り開いていく姿にあらためて敬意。
次回の手術もうまくいきますように。
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