時代とロールモデルとわたし
【奥田浩美ブログ】
今日のタイトルは部屋とワイシャツとわたし(という時代を感じるタイトル)…ではなく、時代とロールモデルとわたしです。
多くの女性が「ロールモデル」という言葉を聞いてザワザワした気持ちになるのではないかと思いますが、よく聞くのが
・君がロールモデルになりなさいと言われ戸惑っている
・ロールモデルと思える人が身近にいない
・特に女性のロールモデルがいない
さて、そもそも「ロールモデル」とはなんぞや?
ということで、まずは言葉の定義を。よく働く女性たちが口にしていることが多いので、この定義:出典 『日本の人事部』 人事労務用語辞典から見てみましょう。
「ロールモデル」とは、自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物のこと。人は誰でも無意識のうちに「あの人のようになりたい」というロールモデルを選び、その影響を受けながら成長するといわれます。
『君が次世代の女性のロールモデルにならなきゃね』
おじさん!おじさん!
そういうあなた自身は、ほかの人のロールモデルになれる自信を持ってそう言っているのでしょうか…
あなたはどういう人のロールモデルですか?自分が自信を持ってそう言えないのに、新入社員の私にそれを言う?
そう思っていた20代。
あ、尖ってましたからね。
なんでも動くものは飛びつき、噛みつきたい。そんなお年頃。
ということで、ロールモデル?そんな人はいません!って若いころは答えていました。
あの人のようにという軸は常に自分を苦しめます。
他人目線で生きるのをやめよう、と思った日からロールモデルとかどうでもよくなりました。
でもですよ、自分が成長するにつれ、なんか気になる素敵な人が周囲にいるのに、それを見ないのももったいない!と思い始めました。
頑張っている人の周囲には本当に素敵な人が増えていくものです。
いや逆です。素敵な人に育まれて私は成長していったのです。
ポートフォリオとは投資家が資産を投資する際の金融商品の組み合わせを指し、よく円グラフでその構成比率を表現されています。それと同じように、あなたと同じ部署やすぐ近くにいる人たちのいいところ、真似したいところを抜き出して円グラフに取り込み、なりたい自分を創り上げてしまおうという手法です。
これは10年ほど前に女性起業家から起業家サミットで聞いた内容で、そのころはそれを組み合わせていました。
なので、男女とりまぜたポートフォリオがありました。
ロールモデル自体も年齢性別で縛る必要もないですし。
例えば、先日もブログに書きましたが、当時の役職で紹介すると
・ライフネット生命の出口さん
・前世界銀行駐日代表の谷口さん
・グリーンバレーの大南さん
たぶんお三方に共通するのが、真の多様性を認めていらっしゃること、年齢性別などになんら縛りを感じない事です。
それが私にとってロールモデルとして思い浮かべる姿だったのだと思います。
さて、そこから時代が変わって
そういうポートフォリオを作っていくと、そこに架空の人物まで加わり始めました。
「ヨーダもそうかも!」 と突然思いました!
ヨーダは私とまったく同じこと言ってる。だから彼もロールモデルにしよう。
「成功体験に固執するな」
「忍耐強く。忍耐強く」
「すべては解釈次第」
「考えるな!感じろ!
「サマーウォーズのおばあちゃん!」
これは、先日のブログに書きましたね。
「あとは、三蔵法師!!」
三蔵法師に関してはまた1個別のブログが書けそうなので、今日は詳細省略。
そしてだんだん、ロールモデルってなんだっけ?となっていったのでした。
ロールモデルなどと大層なことを考えず、ほんのちょっと先の人を見て参考にする。その人に追いついたらまたちょっとだけ先の人をみる。
変化が早い時代だから、なにかを成し遂げた遠いステージの成功者はロールモデルとなりにくい…、特に女性の場合。
最近、よく「私、初めてロールモデルに出会った気がします!」
と一瞬嬉しくなる言葉を若い女性たちにかけられます。
気持ちはとてもとても嬉しいのですが
「私は誰のロールモデルにもならない!だって時代の先端しか生きないからロールモデルと思ったときに私は変わってますよ!」「あなたが思っている奥田はもう次の瞬間に変わっていて、あなたがロールモデルと思った奥田の姿はもうないのよ」
と、ドヤ!と決め台詞を言ったつもりが、キョトンとされます。(笑)
でも、そうやって時代によって変わるお役目を私は生きていきたいと思います。
注)全然関係ありませんが、上の写真はヨーダじゃありません。
うちのCNOです。チーフ・ぬこ・オフィサーです。
ブログはこちら。
ロールモデル?
ロールモデルという言葉を聞いて最近全くザワザワしなくなりました。今日のタイトルは部屋とワイシャツとわたし(という時代を感じるタイトル)…ではなく、時代とロールモデルとわたしです。
多くの女性が「ロールモデル」という言葉を聞いてザワザワした気持ちになるのではないかと思いますが、よく聞くのが
・君がロールモデルになりなさいと言われ戸惑っている
・ロールモデルと思える人が身近にいない
・特に女性のロールモデルがいない
さて、そもそも「ロールモデル」とはなんぞや?
ということで、まずは言葉の定義を。よく働く女性たちが口にしていることが多いので、この定義:出典 『日本の人事部』 人事労務用語辞典から見てみましょう。
「ロールモデル」とは、自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物のこと。人は誰でも無意識のうちに「あの人のようになりたい」というロールモデルを選び、その影響を受けながら成長するといわれます。
ロールモデルという言葉が大嫌いだった若い頃
ロールって役、役割、役目、役柄、任務みたいな意味だと思いますが、私達の時代はよくこういうことを言われてきました。均等法第一世代でしたからね。『君が次世代の女性のロールモデルにならなきゃね』
おじさん!おじさん!
そういうあなた自身は、ほかの人のロールモデルになれる自信を持ってそう言っているのでしょうか…
あなたはどういう人のロールモデルですか?自分が自信を持ってそう言えないのに、新入社員の私にそれを言う?
そう思っていた20代。
あ、尖ってましたからね。
なんでも動くものは飛びつき、噛みつきたい。そんなお年頃。
ということで、ロールモデル?そんな人はいません!って若いころは答えていました。
「あの人のようになりたい」が目標でいいのか?
そもそも、「あの人のように」っていう軸が必要なのでしょうか。あの人のようにという軸は常に自分を苦しめます。
他人目線で生きるのをやめよう、と思った日からロールモデルとかどうでもよくなりました。
でもですよ、自分が成長するにつれ、なんか気になる素敵な人が周囲にいるのに、それを見ないのももったいない!と思い始めました。
頑張っている人の周囲には本当に素敵な人が増えていくものです。
いや逆です。素敵な人に育まれて私は成長していったのです。
ロールモデルはポートフォリオでいい
ロールモデル・ロールモデルと言ってくる社会に対して、次に私が提唱していたのが、「自分のためのロールモデルポートフォリオを作ってみよう」ということです。ポートフォリオとは投資家が資産を投資する際の金融商品の組み合わせを指し、よく円グラフでその構成比率を表現されています。それと同じように、あなたと同じ部署やすぐ近くにいる人たちのいいところ、真似したいところを抜き出して円グラフに取り込み、なりたい自分を創り上げてしまおうという手法です。
これは10年ほど前に女性起業家から起業家サミットで聞いた内容で、そのころはそれを組み合わせていました。
なので、男女とりまぜたポートフォリオがありました。
ロールモデル自体も年齢性別で縛る必要もないですし。
例えば、先日もブログに書きましたが、当時の役職で紹介すると
・ライフネット生命の出口さん
・前世界銀行駐日代表の谷口さん
・グリーンバレーの大南さん
たぶんお三方に共通するのが、真の多様性を認めていらっしゃること、年齢性別などになんら縛りを感じない事です。
それが私にとってロールモデルとして思い浮かべる姿だったのだと思います。
さて、そこから時代が変わって
そういうポートフォリオを作っていくと、そこに架空の人物まで加わり始めました。
「ヨーダもそうかも!」 と突然思いました!
ヨーダは私とまったく同じこと言ってる。だから彼もロールモデルにしよう。
「成功体験に固執するな」
「忍耐強く。忍耐強く」
「すべては解釈次第」
「考えるな!感じろ!
「サマーウォーズのおばあちゃん!」
これは、先日のブログに書きましたね。
「あとは、三蔵法師!!」
三蔵法師に関してはまた1個別のブログが書けそうなので、今日は詳細省略。
そしてだんだん、ロールモデルってなんだっけ?となっていったのでした。
ロールモデルとしたい人の時代と今は変化している
今はこう思います。ロールモデルなどと大層なことを考えず、ほんのちょっと先の人を見て参考にする。その人に追いついたらまたちょっとだけ先の人をみる。
変化が早い時代だから、なにかを成し遂げた遠いステージの成功者はロールモデルとなりにくい…、特に女性の場合。
最近、よく「私、初めてロールモデルに出会った気がします!」
と一瞬嬉しくなる言葉を若い女性たちにかけられます。
気持ちはとてもとても嬉しいのですが
「私は誰のロールモデルにもならない!だって時代の先端しか生きないからロールモデルと思ったときに私は変わってますよ!」「あなたが思っている奥田はもう次の瞬間に変わっていて、あなたがロールモデルと思った奥田の姿はもうないのよ」
と、ドヤ!と決め台詞を言ったつもりが、キョトンとされます。(笑)
でも、そうやって時代によって変わるお役目を私は生きていきたいと思います。
注)全然関係ありませんが、上の写真はヨーダじゃありません。
うちのCNOです。チーフ・ぬこ・オフィサーです。
ブログはこちら。