育児は留学のようなもの:留学のような育児から戻ってきた女性たち

育児は留学のようなもの:留学のような育児から戻ってきた女性たち

【奥田浩美ブログ】

0歳児だけのMeetupを開催


ここ2週間ほど香港ー深センーベイエリア・シリコンバレーに滞在していました。 今は日本に帰るフライト待ちです。

先日、0歳児だけのMeetupを開きました。
その日の感想が私がシリコンバレーに滞在している間に、シェアされてきました。
Facebookのタグ付けリクエストとともに。
そこに書かれていたことをそのまま紹介します。

価値観を変えてくれた人


 先日ベビ連れで心から尊敬する奥田さんに会いに。
みんな0歳の子連れで、赤ちゃんを囲みながらあれやこれやといろんなことを話して笑ってとても楽しく、心地よい時間でした。

  奥田さんは私の価値観をガラリと変えてくれた恩人。
 忘れもしない一人目を授かり、そろそろ産休に入ろうとしている時。子どもができて幸せなはずなのに自分のキャリアは閉ざされてしまいこの先はお先真っ暗・・・と一人で勝手に落ち込んでいた際に偶然友達から奥田さんのイベントを教えてもらい参加した時のこと。子どもができてキャリアが閉ざされる(と勝手に思い込み)落ち込んでいる私に

   「子育てはこれまでに出会ったことのない世界に出会える素晴らしい留学期間だよ!」
    と言われ、それを聞いて私の価値観は一瞬でガラガラと崩れ、そっかー!と妙に納得し、パーっと周りが明るくなったあの感覚を私は多分一生忘れない。

それからは「育休中を留学中に」をモットーに精力的に自分らしく活動して、自信を持って復帰できたのは紛れもなくあの時の奥田さんの言葉があったから。あの言葉がなければ・・きっと今の自分はなかったなぁ。
  だからいつかちゃんと御礼が言いたくて、勇気を持って飛び込んで奥田さんに御礼が言え、奥田さんと奥田さんの娘さんにも3ヶ月になろうとしているベビーを可愛がってもらいました。その空間そのものも、そこにいた人たちもとても素敵で勇気と元気を同時にもらえて、なんだかまた未来をプレゼントされた気分。
   未来を生きている奥田さんー。私も未来に働きかける人であるように行動していきたいと思います。
 さぁパワーを充電してもらい、そろそろ私も活動開始です!頑張るぞーっ!!

育児の期間は「留学」と捉えればいい


この言葉は以前わたしが、Spark!という女性起業家のコミュニティを主宰していたときに、ディナーの場所でSpark!のメンバーに世界銀行駐日代表の谷口さんが贈った言葉です
「出産・育児の1-2年間は、言わば育児留学期間ですから、仮に直接仕事と関係ない時間が増えても、それ以上に大きな実りが期待できると思います。」
実際に世界銀行での女性の活躍はめざましく、多くの女性が第一線で活躍されています。 そういう組織にいらっしゃった代表の言葉ですからとても説得力があったのです。
こちらにブログ化されています

私はそれ以来、多くの育児休暇前の女性たちにこの言葉を贈ってきました。
男性にもです。
本当は「留学」というような異世界に行く覚悟がいる表現をすること自体を本質から変えたいのですが、まずは今の社会ではその捉え方で一歩踏み出させたいのです。

言葉は未来へのPay Forwardだ


今回のFacebookの書き込みが嬉しかったのは、その言葉がさらに彼女のコミュニティに拡がっていっていることです。
実は、昨年末に内閣府の女性会議で基調講演をさせていただいた時に、私が4年ほど前に中央大学で大学生に向けて講演したときの生徒さんが参加されていました。その生徒さんも今はママになって、今もこの「育児は留学だ」という言葉を胸に置いているそうです。
そうやって、多くの女性達が前向きに育児をして次の世代に育児が楽しいことを伝えている、大変だけど楽しいから男性もぜひ一緒に経験してほしいと動いている。

「言葉」は言葉にしか過ぎませんが、多くの女性達が私達の言葉で人生を変える様子を見ると、私は女性たちのビジョナリーとしてさらに未来を探しに行こうと思います。

今回も香港ー深センーベイエリア・シリコンバレーの旅で多くのことをインプットしました。
Women Startup Labの女性リーダープログラムのことも書きたいし、イスラエルの女性Meetupのことも書きたいし、まだまだ発信したいことだらけです。  

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