ワクワクは「環境への感謝」、日々ワクワクしてますか?

ワクワクは「環境への感謝」、日々ワクワクしてますか?

【奥田浩美ブログ】

以前、講演が終わって会場を出ようとした玄関で若い女性に呼び止められました。

「私、奥田さんのようにワクワクしながら社会を変えられるようなことが見つからないんです」「ワクワクする仕事なんて私にはありません」
と真面目な顔で言われました。その日も自分が課題と感じていてそれが解決するとワクワクするようなことを自分の使命としようというようなことを話しました。

そんな日の質問で、ものすごい笑顔でそのときに返した回答です。

「いきなりワクワクできることで社会を変えられることなんて見つかるわけないですよ。まずはジャングルジムに登ってワクワクできるか?とか、道端の花を見てワクワクできるか?とか雲の動きを見てワクワクできるか?とか、スーパーの野菜の旬にワクワクできるかとか・・・100個くらい、まったく人の役に立たないことでワクワクできるかを練習するんです。100個くらい単純に自分のためだけにワクワクできるようになったら、さあ、その次は人のためにワクワクすることが見つけられると思いますよ。まずは今日ジャングルジムに登ってみたら?」


と答えました。からかっているんじゃないんです。そこらにあるジャングルジムに登れるかどうかなんです。さすがにジャングルジムが恥ずかしければ、その代わりになるような身近なものを探そうとする”意志”が必要なのだと思います。

ところで、あなたはいくつ自分がワクワクできる瞬間を答えられますか?私はおそらく100くらいはスラスラと出てくるのではないかと思います。

ワクワクは裏返すと環境への感謝です。

・先週植えたバジルが芽を出した→ワクワク

・赤ちゃんがフランスから遊びに来る→ワクワク

・お猿さんが大きく成長してるかも→ワクワク

・鍋の中のビーフシチューの牛肉うまく煮えてるかな→ワクワク

・出張の帰りの飛行機で行き違う飛行機が見える→ワクワク

私はおそらく1日に100回くらいはワクワクしているのだと思います。

ワクワクするのは訓練で培えます。どんな訓練?小さな子供の時代にワクワク出来た心を失わない訓練。あるいは、小さな頃にあったワクワクを見出す力を思い出す訓練。

自分が囲まれている環境に目を向けて小さな感謝を見出していく。子供の頃は「感謝」なんて意識はなかったけれど、自分をとりまく環境に関心を持って、いろんな変化に気づいていたのだと思います。

さあ、ワクワクを取り戻しましょう。

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